家で過ごす時間が増え、インテリアの重要性が再認識されている今。お部屋の雰囲気を手軽に、かつ劇的にランクアップさせてくれるアイテムといえば「キャンドル」です。
かつてキャンドルは「香るもの」「火を灯すもの」という実用性がメインでしたが、現在のトレンドは**「置いてある姿そのものが美しい、オブジェのようなキャンドル」**。たとえ火を灯さなくても、そこにあるだけで空間にリズムを与え、住む人の美意識を語ってくれる。そんな「名品」たちが注目を集めています。
今回は、数々のインテリアを見てきたプロが、最新の在庫状況とトレンドを鑑みて厳選。今すぐ手に入り、あなたの暮らしを豊かにするデザインキャンドルをランキング形式でご紹介します。
決定版!名品デザインキャンドル比較ランキング表
まずは、今回ご紹介する5選を一覧で比較してみましょう。
| 順位 | ブランド名 | 商品名 | 参考価格(税込) | 特徴 |
| 第1位 | Diptyque | レ モンド ドゥ ディプティック | ¥36,960 | 彫刻的なガラスが美しい、最高峰のオブジェ |
| 第2位 | LOEWE | ワックスキャンドルホルダー トマトリーフ | ¥20,900 | 圧倒的なカラーと独創的なワックス造形 |
| 第3位 | Santa Maria Novella | フィレンツェ1221 グラスキャンドル | ¥13,200 | 歴史ある名門の香りと気品漂う佇まい |
| 第4位 | ESTEBAN | アイコニック カラー キャンドル | ¥11,000 | モダンな配色と建築的な美フォルム |
| 第5位 | HAY | コラム キャンドル | ¥5,500〜 | ポップでグラフィカルな空間のアクセント |
インテリアを格上げする「名品キャンドル」詳細解説
第1位:Diptyque(ディプティック)

「レ モンド ドゥ ディプティック」
【至高の彫刻美。空間の主役になるマスターピース】
パリの老舗フレグランスメゾン、ディプティックが放つこのコレクションは、もはやキャンドルの域を超えた「アートピース」です。ミラノの建築家クリスティーナ・チェレスティーノがデザインしたこの器は、三つのパーツから成る重厚なガラスで作られており、光を透過・屈折させる様子は宝石のような輝きを放ちます。
- インテリアのポイント:リビングのセンターテーブルや、お気に入りのアートを飾るサイドボードに置いてみてください。その圧倒的な存在感が、空間に「ラグジュアリーな静寂」をもたらします。
- 価格: ¥36,960(税込)
- ここが買い: ガラス容器はリフィル対応。一生モノのオブジェとして、中身を替えながら使い続けられるサステナビリティも魅力です。
第2位:LOEWE(ロエベ パルファム)

「ワックスキャンドルホルダー トマトリーフ」
【アートと遊び心が同居する、唯一無二の存在感】
ジョナサン・アンダーソン率いるロエベが提案するのは、なんと「器そのものがワックス(蝋)でできている」という驚きのアプローチ。特にこの「トマトリーフ」の鮮烈な赤は、どんなにシンプルな部屋でも一瞬でモダンな空間へと変貌させる力を持っています。
- インテリアのポイント:モダンなキッチンカウンターや、白を基調としたミニマルな空間に一点投入するのがおすすめ。段差のある独特のフォルムが影を作り、時間帯によって表情を変えてくれます。
- 価格: ¥20,900(税込)
- ここが買い: ラグジュアリーブランドならではの「色」の美しさ。置くだけでセンスの良さを証明できる、ファッション感度の高い一品です。
第3位:Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)

「フィレンツェ1221エディション グラスキャンドル」
【800年の歴史を纏う。クラシック・ラグジュアリーの極み】
世界最古の薬局として知られるフィレンツェの名門。その伝統的なロゴが刻まれた厚みのあるグラスは、クラシックながらも古臭さを一切感じさせない気品があります。インテリアに「落ち着き」と「知性」を添えたいなら、これ以上の選択肢はありません。
- インテリアのポイント:書斎のデスクや、ベッドサイドに。落ち着いたガラスの質感が、アンティーク家具からモダンなインテリアまで幅広く調和します。
- 価格: ¥13,200(税込)
- ここが買い: アイコニックな「ポプリ」の香りは、万人から愛される名香。ギフトとしても絶対に外さない、安心と信頼の名品です。
第4位:ESTEBAN(エステバン)

「アイコニック カラー キャンドル」
【建築的なラインと色彩。現代的な空間に馴染む端正な一品】
フランスのフレグランスブランド、エステバンが贈るこのシリーズは、トリスタン・ローナーによる計算し尽くされたデザインが特徴。マットな質感と、斜めにカットされたトップのラインが、火を灯した瞬間に炎をドラマチックに演出します。
- インテリアのポイント:北欧モダンやインダストリアルなインテリアに最適。カラーブロックの配色が、単調になりがちなコーナーにリズムを生み出します。
- 価格: ¥11,000(税込)
- ここが買い: 手作業で仕上げられる丁寧な作り。1万円台前半という価格ながら、デザイナーズ家具のような風格を感じさせます。
第5位:HAY(ヘイ)

「コラム キャンドル」
【ポップでグラフィカル。日常を彩るデンマークデザイン】
北欧デザインを牽引するHAY(ヘイ)のキャンドルは、まるで建築の「柱(コラム)」をミニチュアにしたような楽しさ。あえて香りをつけないことで、その造形美とカラーリングを純粋に楽しむことができます。
- インテリアのポイント:複数を高さ違いで並べるのがおすすめ。シェルフの空きスペースや、玄関のコンソールテーブルに置くだけで、グラフィカルで楽しいコーナーが完成します。
- 価格: ミディアム ¥5,500 / ラージ ¥8,800(税込)
- ここが買い: 手に取りやすい価格帯。トレンドの「韓国インテリア」や「ミッドセンチュリー」とも相性抜群で、気軽にお部屋をアップデートできます。
失敗しない!デザインキャンドルの選び方と飾り方
せっかく名品を手に入れても、飾り方一つでその魅力は左右されます。ディレクターが教える「プロのテクニック」は以下の3点です。
- 「異素材」と組み合わせるキャンドル(ワックス)やガラスの質感は、ウッドのトレイや石材(大理石など)のベースと相性が抜群です。異なる素材を重ねることで、キャンドルがより「オブジェ」として際立ちます。
- 三角形の法則キャンドル単体で置くよりも、高さの違うものや、お気に入りの洋書、小さな花瓶などと合わせて「三角形」を作るように配置すると、視覚的に安定し、プロのようなディスプレイになります。
- 「灯さない」という選択今回ご紹介したキャンドルは、どれも置いておくだけで香りが微かに漂う上質なもの。無理に火を灯さず、あくまで「インテリア小物」として愛でるのも、最新の楽しみ方です。
最後に:今すぐ手に入る「豊かさ」をその手に
キャンドルは、数千円から数万円で手に入る「最も身近なアート」です。
忙しい毎日のふとした瞬間に、美しいフォルムが目に入る。それだけで心にゆとりが生まれます。
今回ピックアップした5選は、いずれも現在公式オンラインやECサイトで購入可能なものばかり。人気アイテムは在庫が動くのも早いため、「これだ」と思った直感を信じて、ぜひあなたの空間に迎え入れてみてください。
あなたの暮らしが、キャンドルの灯りのように、より温かく、センス良く輝き出すことを願っています。

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